KY11426-000 鼻腔・咽頭拭い液採取モデル
|
鼻腔・咽頭拭い液採取モデル について
鼻腔・咽頭拭い液採取モデルは、鼻腔・咽頭への適切な挿入・検体採取の技術習得のために用意された実習用教材です。検体採取を繰り返しトレーニングできます。
特徴
- 鼻腔内の正しい採取部位に到達すると綿棒に色がつきますので、正確な角度や深さでの挿入技術が身につきます。
- 舌を圧排しての綿棒操作が練習できます。
- 解剖学的理解を深める断面モデルが付属しています。
- 形状の異なる左右の鼻腔で挿入感の異なる採取練習ができます。
鼻腔・咽頭拭い液採取トレーニングの準備
付属のディスポカップに100ml 程度水を入れ、着色用綿棒でかき混ぜるとブルーの模擬拭い液ができます。これを付属のシリンジで背部から本体内部に挿入すると拭い液採取の準備が完了します。
拭い液採取用の滅菌綿棒は付属しておりません。滅菌綿棒は吸水性が少ない化学繊維等でできた綿棒の使用が奨励されています。
実習項目
- 鼻腔・咽頭部の解剖学的理解
鼻腔・咽頭部の正中断面モデルが付属します。鼻腔または咽頭より拭い液を採取する際のランドマークとなる鼻腔から耳孔を結ぶ平面、鼻甲介の位置などを解剖学的に理解できます。 - 鼻咽頭拭い液採取
綿棒を鼻から静かに鼻咽頭に挿入し、鼻中隔の近くで鼻の底部に保持し、回転させて取り出します。適切な角度と深さで綿棒を挿入すると本体内部に挿入されたブルーの拭い液が綿棒先端に付着し、正しい採取部位に挿入できていることが確認できます。 - 咽頭ぬぐい液採取
舌を排圧しながら綿棒を口腔内へ挿入するトレーニングが行えます。口を大きく開け、舌圧子で舌をおさえます。口蓋が広がった時に綿棒の先が口粘膜や舌に触れないように患部、扁桃腺を強くこすります。 - 検体採取後の処置
ぬぐい液採取後の綿棒は 1-3mウイルス輸送液(VTM/UTM)が入った滅菌スピッツ管に入れ蓋をし、パラフィルムでシールします。
仕様・構成
仕様
- 本 体: 成人頭胸部モデル
- 大きさ: W42 x D23 x H38 cm
- 重 量: 2.15 kg
- 材 質: 軟質特殊樹脂、硬質樹脂
構成
- モデル本体 1台
- 頸部断面モデル 1点
- シリンジ(10ml) 1点
- ディスポカップ(200ml) 1点
- 着色用綿棒(青)10本組
- 取扱説明書