BCFO110SET 若年成人の癒合椎骨模型 16個セット
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若年成人の癒合椎骨模型 16個セット
癒合椎骨の16個セットです。若年成人の胸椎と腰椎(L1・L2)の骨端癒合が観察できます。
このセットには法医学ジャーナルに掲載されたアルバート博士及びマプレス博士による論文と、研究・指導用ガイドラインの冊子が付属します (言語: 英語)。
【掲載論文の要約】
現在の法医人類学者における年齢特定法には限界があり、特に10代から20代前半の若年層の年齢特定方は確立されていないが本研究では、10代などの若年層に関するより高度な加齢判断法を紹介する。11才から32才までの黒人または白人男女55人について、椎体(または線維輪)の上位骨端および下位骨端の癒合形態とステージを調査した結果、線維輪の癒合が年齢を予測する上で有効であることが判明した。
また、癒合ステージと判明している年齢との相関比は、0.78(P < .0001)であり、性別に差異は見られたが、統計上の影響は小さく標準偏差値は、信頼度99.9%で2.566才であった。今後サンプル数をさらに増やせば、統計的に著しい差が性別及び人種に表れる可能性がある。さらに、観察者間での仮バイアス試験では、十分に再生可能な結果が得られた。
椎体線維輪の骨癒合の進行度に関連する患者の実年齢については、若年層の男性に加え、今回初めて女性についても提示している。こうした年齢推定法の向上により、年齢推定指標となる骨格を観察する上でも必要な裏付けが得られることになる。