ラミネートブロック（積層骨試験材料）

ラミネートブロックとは、ヒトの骨構造を模擬的に再現するために、皮質骨シートと海綿骨ブロックを積層化させたものです。

• 皮質骨シートは（皮質骨試験材料）はエポキシ樹脂とガラス短繊維との混合物を加圧成型したもので、ヒトの皮質骨の特性を再現しています。
• 海綿骨ブロックは（海綿骨試験材料）ポリウレタンフォームを発泡整形したもので、ヒトの海綿骨の特性を再現しています。

ラミネートブロック（積層骨試験材料）の特徴

ラミネートブロックは、ヒト骨の力学的特性範囲を十分にカバーしており、主にヒト骨試験の代替材料として使用されます。材料特性が均一なため、医療機器、計測器、ボーンスクリュー、ボーンソーなどの比較テストによく用いられます。タテヨコサイズは12cm×17cm、厚さは4.1cmから4.2cmです。

皮質骨シートと海綿骨ブロックは0.64g/cc (40pcf)のポリウレタンフォームで接着されます。

ラミネートブロックの種類

ラミネートブロックには「SRタイプ」と「CRタイプ」の2種類があります。

SRタイプは海綿骨のソリッド型ブロックと皮質骨シートを組み合わせたものです。ソリッド型ブロックは製品中の96.0％～99.9％に非常に細かな独立気泡を含んでいます。このタイプは、7種類の海綿骨ソリッド型ブロック（5～50pcf）と、2種類の皮質骨シート（1～2mm）のいずれかの組み合わせになります。

CRタイプは海綿骨のセル型ブロックと皮質骨シートを組み合わせたものです。セル型ブロックはソリッド型ブロックと同様に製品中の95％以上に独立気泡を含みますが、ソリッド型ブロックに比較すると気泡の直径は0.5ｍｍ～2ｍｍと大きく、特性はヒト海綿骨またはキャダバーキャンセラに近似しています。このタイプは、4種類のセル型ブロック（7.5～20pcf）と2種類の皮質骨シート（1～2mm）のいずれかの組み合わせになります。

※皮質骨部の材料特性は「SRタイプ」と「CRタイプ」共通です。

材料特性データはASTM D-638、D-695 試験手法に基づく。

「SRタイプ」ラミネートブロック（積層骨試験材料）

SRタイプは、海綿骨のソリッド型ブロックと皮質骨シートを組み合わせたものです。

ソリッド型ブロックは製品中の96.0％～99.9％に非常に細かな独立気泡を含んでいます。このタイプは、7種類の海綿骨ソリッド型ブロック（5～50pcf）と、2種類の皮質骨シート（1～2mm）のいずれかの組み合わせになります。

・熱膨張係数(CTE) = 6.3×10-5 K-1 (from -46 to +93°C)
・吸水範囲　0.301 ～ 0.0 kg/m2
・材料特性データはASTM D-1621、D-1623、C-273 の試験方法に準じて上昇させています。
・*）　フォーム密度の段階的指定はASTM 標準規定F-1839-08 による。

「CRタイプ」ラミネートブロック（積層骨試験材料）

CRタイプは、海綿骨のセル型ブロックと皮質骨シートを組み合わせたものです。

セル型ブロックはソリッド型ブロックと同様に製品中の95％以上に独立気泡を含みますが、ソリッド型ブロックに比較すると気泡の直径は0.5ｍｍ～2ｍｍと大きく、特性はヒト海綿骨またはキャダバーキャンセラに近似しています。このタイプは、4種類のセル型ブロック（7.5～20pcf）と2種類の皮質骨シート（1～2mm）のいずれかの組み合わせになります。

・材料特性データはASTM D-1621 の試験方法に準じて上昇させています。
・20 pcf *2）　20pcfタイプには寸法安定性にきわめて優れたＥガラス繊維が含まれています。

ラミネートブロック：在庫限りの単品販売

以下の製品は在庫がございます。売り切れの場合はご容赦ください。

在庫品については通常、ご発注から3～5営業日でお届け予定となります。