コンポジットボーン 生体力学試験用模擬骨

コンポジットボーンとは、キャダバの構造および材料特性を模して設計された模擬骨のことです。

標準のコンポジットボーンの外部はガラス短繊維が充填された「ショートファイバーフィルドエポキシ」皮質骨、内部は17 PCFの「ソリッドリジッドポリウレタンフォーム」海綿骨で構成されており、長骨には中空の髄腔があります。リーミングやブローチ加工が可能で、インプラント固定の予行などができます。

また、コンポジットボーンはキャダバと異なり変動性や特別な処理を考慮する必要がありません。今まで生体の骨では実現することが難しかった同一条件下における繰り返し試験が行えるようになります。これまでに250以上のピア・レビューにおいても整形外科機器や計測器の比較研究や試験研究のため使用されてきました。

コンポジットボーンは大腿骨、脛骨、腓骨、寛骨、肩甲骨など各種が用意されていますので人体の骨と同様の力学的特性が要求される試験、医療機器、インプラント等の設計、比較、実験など、試験用途に適した形状と材料特性の製品がお選びいただけます。

標準的なコンポジットボーンの材料特性

• ASTM International
  • ASTM D 638
  • ASTM D 695
  • ASTM D 792
  • ASTM D 1621

※材料特性の詳細につきましては「材料特性」をご確認ください。

標準的なコンポジットボーン一覧

詳細は各品名をクリックしてご確認ください。

大腿骨

脛骨

上腕骨・橈骨・尺骨・肩甲骨・鎖骨

骨盤

その他